東名阪道リニューアル工事 長期にわたる工事が
必要な理由

東名阪道は開通から半世紀。
老朽化が進み、
工事による耐久性の強化が
喫緊の課題です。

東名阪道は開通からおよそ半世紀。長きにわたり愛知・三重をつなぎ、物流・通勤・レジャーなど
多くのお客さまにご利用いただいてきました。
厳しい使用環境により老朽化が進む東名阪道では、集中工事など定期的に補修工事を実施させていただいておりますが
部分的な補修の繰り返しでは改善できないため、抜本的な補修を実施します。

  • 開通は約半世紀前

    開通時の弥富IC
    (昭和50年10月)
    開通式典の模様
  • 各所にすでに損傷が発生

    床版下面の損傷状況
    橋の劣化に起因する
    路面の損傷
  • 環境の変化により老朽化が進行

    凍結防止剤の散布
    大型車交通・車両総重量の増加

これからも東名阪道を
安全・安心にご利用いただけるよう
リニューアル工事を
実施させていただきます。

何をするの?

橋の部材の中でも床版と呼ばれる部分は走行する車両の重さや振動を直接受ける重要な部材です。

長年、多くの車に高速道路をご利用いただき、経年劣化が進む上に、法定の重量を超過した積み荷を積んだ車両が走行したり、
冬場に路面が凍結しないように散布する凍結防止剤(塩分)の影響などにより、コンクリート床版の劣化が進行しています。
コンクリート床版の劣化が進むと、アスファルトに穴が開いたり、はく離したコンクリート片が橋の下に落下するなど、不具合が生じてきます。
東名阪道リニューアル工事では、
東名阪道をこれからも安全にご利用いただけるよう、橋のコンクリート床版を取替える工事などを行います。

各部の名称

工事の進め方

最新工法を導入し、お客さまへの影響を最小限にするよう取り組んでまいります。

最新工法 その1

工事期間の短縮

床版を撤去・設置する門型のクレーン
(今回の手法)
一般的に行われる大型クレーンでの床版取替
(従来の手法)

橋の長さが短い場合のコンクリート床版の取替には、大型のクレーンで床版を取り替えることが効率的で一般的に用いられている手法ですが、床版の撤去と設置を同時に行えないことから、今回の工事のように長い橋の床版の取替を行う場合はかなりの工事期間が必要になります。
そこで、今回の工事では高速道路上にレールを敷き、レールの上に古い床版を撤去する門型のクレーンと、新しい床版を設置する門型のクレーンを前後に配置し、撤去と設置を同時に行うことで、工事期間の短縮を実現します。さらに、高速道路の外側から床版を搬出・搬入する機材を使用することで、床版取替の作業効率があがり、工事期間を従来工法の約2/3に短縮できます。

床版を撤去・設置する門型のクレーン
(今回の手法)
一般的に行われる大型クレーンでの床版取替
(従来の手法)

最新工法 その2

搬入・搬出方法の工夫

従前から実施しているリニューアル工事では、撤去したコンクリート床版の搬出や、新たに設置するコンクリート床版の搬入は高速道路の本線上から行いますが、渋滞の発生原因になることがあります。

本工事では、高速道路の外側から専用の機材を使って資機材の搬入・搬出を行うため、工事用車両の出入りによるお客さまへのご迷惑を極力少なくするようにしております。

搬入搬出の工夫について

最新工法 その3

交通を確保しながら橋の床版を取り替えます

走行車線側の床版取替時の規制イメージ
追越車線側の床版取替時の規制イメージ

東名阪道は道路の幅が狭く、床版取替工事において一般的に採用されている対面通行規制が行えないため、1車線規制を行い、コンクリート床版を道路の中央で分割し、半分ずつ取り替えていきます。その際、およそ1.5m幅の広いコンクリート床版に取り替えることで、将来的に上り線側の床版取替時に対面通行規制での取替が可能になり、早期に工事を完了させることが出来ます。

上り線側の床版取替時の規制イメージ
(上り線側の床版取替工事の実施時期は決まり次第、別途お知らせします)

最新工法 その4

プレキャスト床版の採用

新たに設置するコンクリート床版にはプレキャスト床版(工場製品)を採用します。
現場でコンクリートを打設するよりも高品質かつ、コンクリートの打設作業やコンクリートが強度を発揮するまでの養生期間が不要なため工期を大幅に短縮することが出来ます。

工事期間中ご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解とご協力をお願いいたします。